Sustainability

サステナビリティ

トップメッセージ

代表取締役社長兼CEO 遠藤 久

ひらまつは創業以来、「記憶に残る料理」の提供と「目の前の人を幸せにする」という強い想いを原動力に、食のパイオニアとして常にチャレンジ精神を持って時代の先端をリードし、そして一貫して唯一無二の価値づくりを目指してまいりました。

ここ数年のコロナ感染症拡大という未曽有のインシデントに加え、気候変動や世界的な金融不安など先行き不透明な経済状況が長引くなか、そんな時代だからこそ、「食べる喜び」、「旅への憧れ」といった人としてのプリミティヴな喜びが求められています。
”人とのつながり“や”特別な時間(トキ) “への期待や需要は今後さらに高まると考え、お客様のそのような期待に全力で応えていくことこそが、ひらまつの原点であり、使命であると考えています。
その使命を果たしていくうえで、私たちは目指すべき未来の姿を見つめなおし、従業員をはじめ、支えてくださる多くのステークホルダーの声に耳を傾け、創業以来大切にしてきた企業理念を礎に新たにミッション・ビジョンを策定しました。

 MISSION(使命)   食の可能性を広げ、心ゆさぶる『時』を提供する
 VISION(目指す未来) この世界を、食の感動で繋がる大きなテーブルに

「テーブル」は大切な人と食を囲み、豊かな時を過ごす場の象徴です。
当社の事業活動を通して“豊かな食文化の継承”に貢献し、社会・環境課題と真摯に向き合うことが当社の持続的な成長や企業価値の向上に繋がると考えています。

ひらまつのサステナビリティの取り組みは大きくは「社会への取り組み」と「環境への取り組み」の2つとなります。食のプロフェッショナル集団である私たちが「食」を通して、人と地域、社会を繋ぎ、そして飲食・サービス業界発展への貢献、その先の持続可能な社会の実現を目指してまいります。
その取り組みとしていくつもの具体的な活動がスタートしています。都内5つのレストランにて長崎県・五島市の食材を使用した特別メニューを提供するSDGs生産者を応援する特別フェアの開催や、THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 宜野座(沖縄県)では地元住民の皆様が自由に参加できるイベント「宜野座村民ウエルカムデー」を開催しました。また、THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田(長野県)では料理長が地元食材を使用したメニューを考案し提供する学校給食イベントや、料理人が自治体と協働し、ふるさと納税返礼品を開発するなど、地域と綿密に連携し活性化につながる新たな価値創造が始まっています。
さらに、一頭の和牛を無駄にせず大切にいただく「ノーズ・トゥ・テール」の取り組みや経産牛の使用、さとうきびストローの活用によるプラスチック削減、またコルク栓の回収・再利用など、食を通じて地球環境への配慮や資源循環に取り組み自然環境・生物多様性の保全にも取り組んでおります。

ステークホルダーの皆様から信頼される企業となるべくコーポレート・ガバナンスの更なる強化を推進し、従業員一人ひとりが活躍できる企業風土を醸成することで「ひらまつならではの唯一無二の価値」を創造し、当社ひいては飲食・サービス業界全体の発展に貢献するとともに、日本の持つ「食文化」と「おもてなし」という素晴らしい価値を世界に広め、日本を元気にするために、ひらまつはこれからもサステナビリティ活動を推進してまいります。

代表取締役社長兼CEO 遠藤 久