ひらまつの仕事と人
ひらまつを支える人たちの
チャレンジ
Concierge
境谷 美里
自分にしかできない何かを少しずつ積み重ねていく
ひらまつという会社は、フランス料理店、イタリア料理店、料亭、さらにはカフェやブラッスリーまで展開し、そこにホテルが加わり、全国各地に拠点を持つという、一括りでは語りきれない要素を多く持っています。
そんなひらまつをもっとお客様の思い通りに利用していただきたい。そんな社内外の声から生まれたのが“ひらまつコンシェルジュ”です。そのスターティングメンバーとも言える境谷に話を聞きました。
「まだスタートしたばかりで、手探りの部分も多くあるのですが、どうやってひらまつらしいコンシェルジュができるのかを考えています。そのきっかけの一つとなったのが、軽井沢・御代田のホテル<THE HIRAMATSU 軽井沢 御代田> です。ここではホテルコンシェルジュのプロの方達と仕事をする機会に恵まれ、どう宿泊される方々の満足度を上げるかということや、いかに事前に心配事を取り除くかという基本を実践しました」。
こうした新しい取り組みが次々と生まれているのが、今のひらまつの姿なのでしょう。
次のひらまつへと続く新しい動きとしてのコンシェルジュ
「背景に、ひらまつ全体で掲げている<Life Time Value>を上げていこうというのがあります。例で言うと、レストランでデートして、ひらまつを好きになっていただき、レストランで結婚式。子供ができたら家族でまたレストランにお越しいただいたり、ホテルに泊まっていただいたり。その方の人生に寄り添う存在でありたいという考えです。コンシェルジュはそのお手伝いをする立場だと考えています」。
デジタル時代だからといって、コンピューター上で処理するのではなく、個人のコンシェルジュが対応し、お一人お一人のご要望に沿った提案をする。そんなあり方がひらまつらしいのでしょう。
サービスからスタートし、レストランのレセプション、ホテル勤務を経て、ひらまつ全体を見渡すコンシェルジュへと就任した境谷。
「これからもっとコンシェルジュとしてのあり方や、各レストランとの連携などをより強めていきたいですし、何よりもお問合せいただいたお客様に最大限の満足への道筋をつけられるように頑張りたいと思っています」。
お客さまの要望を受けたコンシェルジュが、さらに現場スタッフとの連携を頻繁にとっていくことを目指します。走り始めたコンシェルジュはひらまつの次のステージを拓くかもしれません。
TEXT: Y.Nag
PHOTO: M.Nagao
About the Concierge
境谷 美里
Misato Sakaiya
青森県青森市出身。アルバイト経験から接客業に興味を持ち、ホテルの専門学校に進む。そこでイタリア料理店で研修を始め、来校したひらまつのスタッフの方に憧れを持ち、卒業後ひらまつに入社。
<サンス・エ・サヴール>、<ブラッスリー ポール・ボキューズ 銀座>、<レストランひらまつ レゼルヴ>のサービス兼レセプションとして勤務後、<THE HIRAMATSU HOTELS & RESORTS 熱海>から、仙石原、宜野座、京都、軽井沢 御代田とひらまつのホテル開業準備に携わる。軽井沢 御代田のホテル開業準備時よりコンシェルジュチームに加わり、ひらまつ全体のコンチェルジュチームのスターティングメンバーに入る。
多店舗展開するひらまつの利点を活かし、お客様の気持ちに沿ったライフタイムバリューを提案するコンシェルジュを目指している。